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SUPERSONIC GENERATION : ウィキペディア日本語版
SUPERSONIC GENERATION[すーぱーそにっく じぇねれーしょん]

SUPERSONIC GENERATION』(スーパーソニック・ジェネレーション)は、日本のミュージシャンである布袋寅泰の6枚目のアルバムである。
== 解説 ==
「超音速世代」と題されたオリジナルのスタジオアルバムでは6作目。
前作ポップな世界観から一転、当時世界中の音楽シーンで隆盛を極めていたドラムンベースをはじめとするテクノサウンドをふんだんに取り入れた作品で、やアンダーワールドのダレン・プライスといったテクノ・ミュージシャンが参加しているほか、アルバム全体の雰囲気も攻撃性に満ちたものとなっている。シングル曲が一曲もなく、全曲が新曲。
布袋によると、このような作品となった背景には「自分も含めてロックが持て囃されているような音楽業界の現状に生ぬるさとフラストレーションを感じている。要するに嫌いなバンドが多いということなんだけど。少しずつロックを嫌いになり始めている自分が嫌になっていた。ある意味では自分にとってのロック観のたどり直しかもしれない」「年齢的なものも含めてそろそろ大御所の仲間に入れられるところなんで。そうなるともう墓場。そこにだけは行きたくないし、この辺でちょっとヤンチャなとこ見せとくのが良いんじゃないかと思った」という当時の心境がある。〔『UV』 1998年6月号 インタビューより〕
アルバムからのシングルが一切リリースされなかったことについても「ずっとシングルをリリースして、ある種チャートの真ん中で戦ってきた時期もあった。でも今回はシングルをまったく切らないぐらい"チャートに対する"とか"音楽業界に対する"じゃないけど、漠然とした生ぬるいロックへのアンチテーゼみたいな部分があった」とインタビューで語っている。〔
また布袋曰く「ファンをふるいにかけたアルバム」である〔。このことについて本人は「どこでこうなったのか分からないけど、ロキシー・ミュージックのつもりでやってたら矢沢さんのファンがついちゃったっていう(笑)。けっこうヤバいなって〔」というコメントを残している。
こういった背景もあってか、現在でもファンの間では賛否両論あり「布袋史上最大の問題作」と評されることが多い。〔『布袋寅泰 ビッグストーリー』 J-ROCK研究会 (飛天出版)ISBN 4894401584〕
同時に、本作を引っさげたツアーについては「クラブシーンのサウンドを取り入れたのもあって、みんなもう少し踊ってくれるかと思っていたけど、そこはオーディエンスが思い描くいわゆるロック・コンサートっていう枠と、僕が作った踊れるロックっていうのがやや噛み合っていなかった部分があった」という反省点も述べている。〔ライブ・ビデオ『HOTEI SSG LIVE "ROCK THE FUTURE"』内でのインタビューより〕
CDにはパソコンで閲覧可能なクレジット、本人によるコメント、ライナーノーツ、使用楽器及び機材の一覧、レコーディングのスケジュールなどがCD-EXTRAとして収録されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「SUPERSONIC GENERATION」の詳細全文を読む




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